料理家 河野章子さん (ベルリン)

河野章子( こうの しょうこ)さん (大阪府出身)

ベルリン在住。

調理師。料理教師。コラムニスト。

国際食品見本市 アヌーガ、 日本代表のブースにて ピンマイクをして、流暢なドイツ語で日本食の実演料理を振る舞う 章子さん。

私と章子さんとの出会いは、このケルンで行われた国際食品見本市だった。

世界各国から 国を代表するブースが立ち並ぶ中 ひときわ 人気で絶えないのは、やはり日本食だった。

そんな 人気の日本ブースのメインイベントを愛嬌のある笑顔で、さらっとこなしてしまう。流暢なドイツ語と、時には英語、イタリア語まで交えて、日本食の素晴らしさを伝える。

ドイツを代表する 日本食 料理家 河野章子さんの素顔に迫る。


1985年に渡独。

章子さんが 料理界を目指すきっかけとなったのは、すでに彼女の幼少期の時から。 あまり外食することがなかった章子さんとご両親。外食先で食べた焼きめしに とっても感動。章子さんのお母様は お料理がお得意ではなかったそう。

とても 美味しいその味に感動、料理がこんなにも人を動かすのか、と章子さんは悟った。

その後、料理の世界を目指すことを決めた。


高校在学中、調理師協会のアメリカ食旅行に参加。初めて見る海外と海外の食事を知り、未知のものがたくさんあることを知るとともに、日本食に対する思いを熱くする。

高校卒業後は 某有名調理師学校に進学、昼は学校、夜は学費を稼ぐため 泊まり込みレストランでのアルバイトの日々を経験する。

料理ずくめの毎日を過ごしながら、 章子さんは いつか海外で 日本食に関わることをしよう、と強く心に決めていた。


章子さんの強い思いは 実現へと進む。

日本にて、ドイツにある日本食レストランでの求人を見つけ、渡独。

その後 レストランにて、たくさんの修行を積む。

日本食の素晴らしさを 自分の言葉で、現地の人たちに伝えたい、という思いがどんどん強くなり、1年間 集中してドイツ語を勉強。

今では 流暢にドイツ語を操り、彼女の活躍の場は さらに広がった。


調理師として、国の機関であるレストランで調理。日本農林水産省から直で依頼を受け、ヨーロッパ内で開かれる食品メッセで 調理。

料理講師として、ドイツの調理師育成学校、国民大学、キッチンスタジオなどで日本料理を中心とするアジア料理の講習を行う。

さらには 奉仕活動として 社会勉強するハンディを持つ若者たちに料理を教えたり、小学校に出向いて食育を目的とする講習を行う。


コラムニストとして、100年の歴史を持つ、料理人のバイブルと言われる料理辞書(Herings Lexikon der Kueche) にアジア人で初めて執筆を許される。

ドイツの調理師、調理見習のためにコラムを書いたり、情報提供をしている。


その他、2014年夏より、サッカー日本代表の原口元気選手(現在 Hertha BSCでプレー ) の食事指導、通訳など プライベート面でのお世話をしており、ドイツの母として 原口選手をサポートしている。

また 一般家庭を対象にプライベートの料理講習なども行う等、多岐にわたり活躍。

志高く、努力を続け輝ける女性。章子さん。

今後の活躍を応援します!!